結論
財務省の審議会が、薬学部の定員を大胆に減らすよう求めた。
また、定員を減らしても、新しい薬剤師が世の中に出るまでには6年以上かかるため、今すぐに影響が出る話ではない。
一方で、薬局を集約する流れや、都市部の薬局数を抑える議論も同時に出ている。
勤め先や地域によっては、数年かけて環境が変わる可能性がある。
【財政審が建議】薬学部定員、大胆な削減要求‐薬局密集防止へ総量規制も|薬事日報ウェブサイト
財務省の財政制度等審議会は26日、経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)に向けた「春の建議」を取りまとめ、片山さつき財務相に提出した。薬剤師が過剰傾向にある…
ニュースの要点
2026年4月23日、財務省が財政制度等審議会の分科会に出した資料で、薬学部について「大胆な定員削減に踏み切るべき」という趣旨の問題提起があった。

財政制度分科会(令和8年4月23日開催)資料一覧 : 財務省
財政制度分科会(令和8年4月23日開催)資料一覧
2026年6月26日、財政審が春の建議(財務大臣への意見書)をまとめ、医・歯・薬学部の定員削減が盛り込まれた。

人口減少と不確実性の時代における国力の強化と財政運営 : 財務省
人口減少と不確実性の時代における国力の強化と財政運営政
同じ建議で、小規模な薬局が分散している状況への問題意識から、薬局の集約化・大規模化や、都市部の薬局が密集しすぎないようにする総量規制の検討も求めた。
動いた方がいい人/様子見でいい人
様子見でいい人
- 勤務先が、在宅・多職種連携・栄養指導など、役割を広げている
- 配置転換や異動に柔軟に対応してくれる
- 職場環境に大きな不満がなく、いま働き続けたい気持ちがある
情報だけでも集めておいた方がいい人
- 業務が定型的な調剤中心で、数年先の役割がイメージしにくい
- 都市部の門前薬局に勤務していて、処方元の医療機関に動きがある(閉院・移転・診療科の縮小)
今できること
- 勤務先の方針を聞く:店舗の今後や、在宅・応援への取り組みを、上司や管理薬剤師にそれとなく聞いてみる
- 社内異動や役割の相談:複数店舗の法人なら、専門性の高い業務ができる店舗や、別部署への異動を相談できる場合がある
- スキルを広げる:在宅、薬局での対人業務、地域連携、認定・専門資格など、需要が広がりやすい分野を学ぶ